5月も早くて残り10日程となりました。
近所の小学校でも分散登校が始まり、少しずつ日常が戻りつつあります。
久しぶりの学校に子どもたちもきっと嬉しかった事と思います。

さて、タイトルにもある通り、今回はSNSを通じて起こった「そんな事ある?!」な話をお届けします。

 僕は最近YouTubeやInstagram等のSNSを利用して、教室の様子を投稿しています。
バク転のコツや技の練習方法を載せるわけでもなく、ただ「こんなことしてみたら子どもたちは笑ってみてくれるかな?」と言う思いだけで投稿しています。僕のSNSの中にはおふざけが多いです笑

そして2ヶ月前にTikTokを初めて投稿しました。
最初の動画は、ただ跳び箱の上からビビりながら宙返りをすると言う動画。
体操の先生でも怖いもんはある!と言う半ば自虐が混じった投稿ですが、その動画が驚くことに2000件以上のいいね!100件以上のコメントを頂くと言う、世間で言う「バズり」動画になりました。

⭐︎実際の動画はこちら⭐︎
https://vt.tiktok.com/BGcsKa/
自分でもびっくりです。自分より宙返りがうまい人なんか世間の一般の人にはたくさんいるのに。
なぜバズったのか。もしかしたらそれは動画そのものに対してではなく、僕が動画につけた「先生でも怖いものはある」と言うメッセージに共感や応援の気持ちがついてきたのだと思います。


体操の先生=宙返りなんかできて当たり前。その常識みたいなものが壊された瞬間に視聴者が親近感を持ってくれたのかな?と今では思っています。

今ではそれも落ち着いてはいますが、それを遥かに超える僕が想像もしないような出来事が起こりました。

 SNSには「フォロー」と言う機能があり、僕の動画を好んで視聴してくれる方に「フォロワー」として応援してもらっています。
そしてその1人のフォロワーとの出来事が僕の想像を超えた奇跡になるのです。その子は通っていた体操教室で大怪我を負い、今でも手術を重ねて治療に励んでいます。

 そのフォロワーからこんなメッセージが届きました。
「今度手術で大阪に行く事になった」

僕の教室が和泉市にあるので、「先生の教室の近くやな!」とたわいもない返事を返していました。
すると、その子が

「手術は和泉市の病院でする事になっていて、手術の前に体操教室に通ってきなさいと教室を紹介された」

と送ってきました。
まず手術前に体操教室に通うのが訳わからなかったのですが、和泉市と言うピンポイントな地域に驚きました。
 ただ、僕の教室は設立して間もなく、独立も3月なので、「Wish体操クラブ」の名前を知っている人はそう多くはありません。きっと他の体操教室を紹介されたんだろうと。



すると帰ってきた返事は「Wish体操クラブ」

なんと僕の体操教室だったのです。
そんな事ある?!本当にドッキリかと思うくらいの展開でした。


その子が入院する病院の近くに僕の教室があるので、距離的な理由だろうとは思いますが、
お医者さんが、なぜうちの教室をその子に紹介したのか、何もかもが謎ですが、
ただ一つ確信できたのは「誰かの為の体操教室」になれてるんだ。と言う事でした。


住む場所も全く違う人にSNSで知り合い、そして縁があって自分の教室にきてもらえる。
本当に奇跡の出会いだと思います。

こんな事はきっと後にも先にもあまりあることではありません。
だからこそきてくれようとしているこの子の為にも楽しい時間を過ごしてもらえるように頑張っていきたいと思います。


そして和泉市にまだ僕の教室を知らない子どもたちはたくさんいます。
そんな子どもたちに運動が好きになるきっかけを作っていけるような素敵な教室にしていきたいと思います。

コロナウィルスの渦中に起きた奇跡の出会いを大事にしていこうと思います。
有名な教室になれなくてもいい。
ただこの教室にきた子どもたちが少しでも楽しい時間を過ごしてほしい。
それだけの為に僕は仕事をしています。